今日は嘉麻市の昔のお話を少々。
飯塚市と田川市を結ぶJR後藤寺線。
その中の下鴨生駅は、嘉麻市唯一の駅でもあります。
今から約100年前、大正2年に石炭や石炭石の輸送を目的として
旧稲築町と旧山田市(いずれも現嘉麻市)を結ぶ
漆生(うるしお)線が敷設されました。
同年、その漆生線の駅の一つとして赤坂駅が発足。
昭和31年には現在の下鴨生駅と改称されました。
後に旅客輸送としても機能を果たし
炭鉱の全盛期には嘉麻市の経済発展に
大変貢献していたとのことです。
しかし石炭産業の衰退や自家用車の増加などに押され
ローカル線は運行回数が減らされてしまい
ついに昭和61年3月漆生線は廃止されました。
現在唯一残る下鴨生駅は後藤寺線の駅の一つとして
地元の人の通勤や通学に使われています。
嘉麻市で唯一残った駅。
この駅にたくさんの人が降りてくれるような
しかけを作っていきたいです。
※下鴨生駅から嘉麻市役所本庁舎まで頑張って歩けば
約1時間半だということを申し添えておきます。
嘉麻市地域おこし協力隊
岡
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